トランシーバーの選び方

離れた場所にいる人と一斉に連絡を取りたいとき、携帯電話では不便なことがあります。
そんなときに便利なのがトランシーバーです。

  • 学校の運動会や町内会のイベントなど

    スタッフ全員に急いで連絡したいとき一人一人に電話をかけるのは時間がかかりますが、 トランシーバーなら即座に全員に連絡事項を伝えることができます。

  • サイクリングやツーリングのチーム連絡に

    ロードレースやバイクのツーリングなど、集団で行動する場合にトランシーバーが人気です。チーム全体で連絡を取れることで楽しさが倍増します。

  • 登山やハイキングなど電波が不安な場所にも

    トランシーバーは一定の距離感を保てば通信が可能なため、携帯の電波に不安のある登山やハイキング時の連絡手段として最適です。また、強固な本体を選べば過酷な環境でも故障に強いです。

  • 災害時の混雑時にも強い

    災害時などは電話では回線がパンクして通信ができなくなる場合があります。トランシーバーを使うことで、緊急時にも安定した通信状態を保つことができます。

トランシーバーの中には免許が必要なものがあります。また、「電波法」という法律があり、国内では使用できない外国製トランシーバーもあります。 ここでは誰でも使うことができる免許が不要のトランシーバーの選び方を説明します。

トランシーバーの種類

一般的に誰でも使用できるトランシーバーは、特定小電力トランシーバーとデジタル簡易無線トランシーバー(登録局)の2種類です。この2種類は免許が不要なので、誰でも簡単に購入して使うことができます。
秘匿性の高い業務連絡は混信がない一般業務用無線やデジタル簡易無線(免許局)、IP無線の利用をおすすめします。

特定小電力トランシーバー(特小)

近距離の連絡手段として適しています。特に免許なども必要がないため、購入後はすぐに使うことができます。最も手軽に使えるトランシーバーとして、ライトユーザーに幅広く使用されています。

デジタル簡易無線トランシーバー(登録局)

特小に比べると、もう少し遠い距離まで届きます。また、秘話機能と言って登頂されにくい機能が付いているものがあり、聞かれたくない会話がある場合にも適しています。使用するのに免許は不要ですが、登録申請が必要です。コムネットジャパンでも申請を行うことができます。お問い合わせ

IP無線

IP無線は携帯電話の通信網を使ってデータや音声を通信する無線機です。
携帯電話の通信網を利用するので、無線の免許は不要で、通信エリアも携帯電話の電波が届く範囲なら、日本中で繋がります。

その他のトランシーバー

  • 利用にはアマチュア無線
    公益財団法人日本無線協会が発行する免許の取得が必要です。アマチュア無線以外の用途には使えません。

【※重要】時々ネットオークションで安価で高性能なトランシーバーが売られていることがありますが、商品によっては日本国内で所持が禁止されている(※電波法違反)トランシーバーも販売されていますので、商品を選ぶ際には十分にご注意ください。
当サイト(コムネットジャパン)では、電波法違反になる商品は一切取り扱っておりませんので、安心してご注文ください。

利用目的・用途から選ぶ場合

通信距離の長さ、秘話機能が必要かどうかなど、利用シーンに応じて最適なトランシーバーがあります。

用途 特小 デジ簡 IP無線 備考
学校行事
町内のイベント
ツーリング ※1
スキー
登山 ※1
スカイスポーツ ※2
高所作業(地上高30m以上) ※2
狩猟 ※1
ショップ
イベント運営(小規模)
イベント運営(大規模)
工事現場(小規模)
工事現場(大規模)

上記はあくまで目安です。使用環境の条件などにより異なります。不明な場合はお問い合わせ からお気軽にご相談ください。

△ 状況により通信できない可能性が有ります
○ 問題なく通信可能
※1 IP無線は携帯電話の電波の届かない場所では使えません
※2 上空または高所作業(地上高30m以上)でデジタル簡易無線を使用する場合は 上空利用可能なトランシーバーを使用する必要があります。

通信距離から選ぶ場合

トランシーバーが使用する電波は、 間に建物や壁、その他障害物があると電波が届きにくくなります。障害物が多かったり、距離が離れている場所での使用の場合は、出力の大きな機種を選択すると良いでしょう。

トランシーバーの出力について

種類 出力 備考
特定小電力トランシーバー 10mW
デジタル簡易無線トランシーバー 1W、5W 特定小電力の100倍

通信距離の目安

使用する場所 特定小電力トランシーバー デジタル簡易無線トランシーバー IP無線
市街地 100~200m 0.5~1km 日本全国
(携帯電話の電波の届く範囲)
郊外 1~2km 1~4km

(注)実際の通信距離は周囲の状況により変わります。

グラウンドや広場など、見通しが良く障害物となるものが少ない場所
・・・特定小電力トランシーバー
視認できないくらい離れた距離(数百メートル)で使用する場合
・・・デジタル簡易無線

※実際の通信距離は地形などにも影響されるためあくまで目安と考えてください。

価格で選ぶ

トランシーバーは1台では意味がありませんので最低でもセットで2台必要です。機種の特性によって価格が異なりますので、用途に応じて参考にしてください。
特定小電力トランシーバー
コストは基本的に控えめで、一般的に1万円台前後のものが売れ筋です。中継装置やその他機能を要すれば金額も高くなります。多機能で低価格すぎるものは通話の品質が劣る場合もありますが、緊急性の高くない通信の場合は、コストパフォーマンス重視で選ばれることもあります。
デジタル簡易無線トランシーバー
基本的には出力の大きさで金額が異なります。一般的な出力サイズ(5W程度)の機種は4万円台前後で販売されていることが多いです。特小と同じく、多機能になるほどに金額が上がる傾向があります。車載型は特に金額が高くなり10万円台近くものもが多くなります。
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その他選ぶときのポイント

アンテナは交換ができないのではじめに注意!

アンテナは通信距離に大きく影響します。 一般的には長いほど遠くまで通信が届きます。特定小電力トランシーバーはアンテナを交換できないモノが多いため、購入前にアンテナについてはしっかりと確認をしましょう。

充電式?電池式?バッテリーの選び方

特小トランシーバーは基本的にバッテリーの持ちが良いです。一方でデジタル簡易無線は出力の大きさによってバッテリーの消費がかなり悪くなります。充電できる環境で使用でき場合は良いですが、そうではない場合は、予備のバッテリーがあるか、乾電池が試用できるタイプかの確認もしておきましょう。

マイクとイヤホンが別途必要なことも!?

ハンディタイプにはマイクとスピーカーは内蔵されていますが、コンサート会場のような外部の音が大きく影響する場合などでは、ヘッドセットや雑音を拾いにくいマイク等を使用しないと非常に不便になります。使用環境の状況の想定と、それに対応できるオプションがつけられるか、確認しておきましょう。